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「半グレ」は準暴力団 警察庁、取り締まり強化を指示

(更新)

警察庁は7日、「関東連合」や「怒羅権」など暴走族OBを中心とした「半グレ」と呼ばれる集団を「準暴力団」と位置付け、情報収集と取り締まりを強化するよう全国の警察に通達した。警察庁幹部は「資金力もある準暴力団の人脈や資金源を追及することで、闇社会の実態解明にもつなげられる」としている。

通達では、暴力団ほどの明確な組織性はないが、集団的または常習的に暴力行為を行っているとして、暴走族OBを中心とする集団を新たに「準暴力団」と定義。組織犯罪や少年事件、暴走族など各担当部署の間で連携を深め、メンバー構成や資金の流れ、暴力団との関係など実態解明を進めるよう指示する。

全国の警察で収集した情報は、暴力団に関する情報などを蓄積した警察庁のデータベースにも積極的に登録するよう求める。

警察庁によると、現時点で準暴力団として想定しているのは関東連合と怒羅権の各OBを中心とした集団。首都圏を中心にそれぞれ数十人と数百人の勢力を把握している。

これらの集団はこれまで、捜査関係者などの間で「半分グレている」の略語で「半グレ」と呼ばれていた。東京・六本木のクラブで昨年9月、客の男性が頭を金属バットで殴られて死亡した事件では、関東連合OBら9人が傷害致死罪で起訴されている。

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