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児童虐待、加害者の64%実の親 12年摘発過去最多

全国の警察が昨年1年間に摘発した児童虐待事件は前年比22.9%増の472件、被害児童は同19.6%増の476人で、いずれも統計のある1999年以降で最多となったことが7日、警察庁のまとめで分かった。警察庁は「児童虐待に対する社会の関心が高まり、近隣住民など幅広い関係先から情報が寄せられるようになった」としている。

摘発された加害者353人のうち、実父143人と実母83人の合計で全体の64%を占めた。児童が死亡したケースに限ると、加害者28人のうち、実母が21人と大半を占めている。

摘発された虐待事件の内訳は、身体的虐待が344件で最も多く、ほかに性的虐待が112件、養育放棄(ネグレクト)などの怠慢・拒否が10件。過去に摘発例が1件しかなかった暴言などによる心理的虐待も昨年は6件あった。

罪種別では、傷害(致死9件含む)が227件で最多。以下、暴行76件、強姦と強制わいせつが各33件、殺人31件の順。

心理的虐待6件はいずれも暴力行為等処罰法違反。携帯電話の使い過ぎや、カラオケへの行き過ぎをしかる際に、包丁を持ち出す例があった。

事件化したケースも含め、警察が児童虐待防止法に基づいて児童相談所に虐待被害を通告した児童数も、同42.1%増の1万6387人で過去最多を更新。中でも心理的虐待が同69.0%増の8266人と急増した。

心理的虐待として通報されたうち、ドメスティックバイオレンス(DV)を目撃したことによる「面前DV」のケースが5431人で6割強に達した。

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