多剤耐性菌、国が全国調査へ

2010/9/7付
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国内で多くの抗生物質が効かない多剤耐性菌が相次いで見つかったことを受け、厚生労働省は6日、多剤耐性アシネトバクターや新型の多剤耐性の遺伝子を持つ細菌の全国的な調査に乗り出す方針を固めた。いずれも感染症法で報告義務のある感染症ではないが、各地で広がっているかどうか把握する考え。

同省などによると、独協医科大病院(栃木県)は昨年4月にインドから帰国後に入院し、同5月に発熱した50代の男性患者を検査した際、新型の多剤耐性菌であることを特定できなかった。インドやパキスタン地域から感染が広がっていることを受け、同省が先月18日に医療機関に注意喚起したため同病院が改めて検体を調べたところ判明した。

帝京大病院(東京・板橋)でも多剤耐性アシネトバクターの院内感染が判明したのは今年4~5月にかけてだが、昨年8月以降に感染が広がっていたことが分かっている。感染源は分かっていないが、国内で多剤耐性菌の感染が広がっている可能性があり、同省は「どのような調査が可能か、感染症法などの改正も含めて検討する」としている。

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