逮捕の母親、夫に告白後に出頭 大分女児遺棄容疑
昨年9月に行方不明となった大分県日出町の江本琴音ちゃん(当時2)とみられる骨が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された母親の優子容疑者(35)は、夫、昌道さん(34)に娘の遺体を遺棄したと告白した上で日出署に出頭していたことが6日、大分県警への取材で分かった。
一方、捜査関係者によると、優子容疑者は「私は殺していない。娘が自宅で死んでいるのを発見し、動転して隠してしまった」とも供述している。
県警は同日、遺体が見つかった雑木林を捜索、新たに人骨とみられる骨片数個を発見した。7日、優子容疑者の自宅なども家宅捜索し、死亡した経緯の解明を急ぐ。県警は、昌道さんへの聴取などから虐待はなかったとみている。
県警は6日、同容疑で優子容疑者を送検した。
県警によると、優子容疑者は逮捕前に数回にわたって日出署での任意の聴取に応じていた。逮捕された5日は出頭前、夫に告白したという。
昌道さんの父親の正直さん(62)によると、5日夜、外出先から帰宅した昌道さんは「優子が(琴音ちゃんを)捨てた」と話していたという。〔共同〕