遺伝子組み換えカイコ、農水省が試験飼育を承認

2014/2/6付
保存
共有
印刷
その他

農林水産省は6日、光る糸を作り出す遺伝子組み換えカイコを試験飼育する計画を承認すると発表した。パブリックコメントを募集後、農業生物資源研究所が計画している茨城県つくば市での飼育を認める。カイコは飛べないうえに人が世話しないと生きられないため、周辺の生態系に悪影響を及ぼす可能性は低いと判断した。

遺伝子組み換えカイコの糸から作った舞台衣装は暗闇の中でほんのり光る

遺伝子組み換えカイコの糸から作った舞台衣装は暗闇の中でほんのり光る

対象となるのは、光るクラゲの遺伝子を組み込んだカイコ。農水省と環境省の専門家会合がこのほど、同研究所の計画をおおむね了解した。

国際議定書に基づくカルタヘナ法によって、遺伝子組み換え生物の飼育は規制されており、外部と隔離された施設でしか飼育できない。同研究所は今後、網で外から生物が入り込まないようにしたうえで、養蚕農家が使っているような飼育室を使う。安全性を確認し、全国の農家でカイコを飼育する量産体制の構築につなげる考えだ。

遺伝子組み換えカイコの繭から作った絹糸に紫外線などを当てると緑色に光る。ウエディングドレスや舞台衣装の生地などへの活用が期待されている。また簡単に見分けられるため、体内で使う再生医療の素材などへの応用も期待されている。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]