2019年1月20日(日)

首都高羽田トンネル、天井板つり金具破断見つかる
2カ所で補修工事

2012/12/6付
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首都高速道路会社は6日、中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故を受けて、同種構造のトンネルを緊急点検した結果、1号羽田線の羽田トンネル(東京・大田)で天井板を支えるつり金具1本が破断しているのが見つかったと発表した。同トンネルでは2006年6月にもつり金具の破断が見つかっており、同社は6日中にこの2カ所の補修工事を終えた。

緊急点検で見つかった羽田トンネルの天井板のつり材の破断=首都高速道路会社提供

緊急点検で見つかった羽田トンネルの天井板のつり材の破断=首都高速道路会社提供

同トンネルは1964年の開通で全長約300メートル。排ガスの通気口として全長約20メートルのつり天井を上下線に2カ所ずつ設置している。それぞれ162枚(1枚133キログラム)の天井板をトンネル上部から14本のつり金具で支えている。

今回、つり金具の破断が見つかったのは上り線のトンネル内。破断した金具はステンレス製で直径19ミリ、長さ約45センチ。昨年8月の点検時に異常は見つからなかった。

羽田トンネルでは06年6月の点検で、下り線でつり金具1本が破断しているのが見つかっていた。同社は当時、残りの金具だけでも安全性は保たれるとして緊急の補修工事は見送っていた。同社は5日夜から6日早朝にかけて、下り線で見つかった破断も含めて2カ所をワイヤで固定するなど応急措置をとった。

同社は同トンネルのつり天井について、自動車の排ガス抑制技術の向上で必要がなくなったとして、もともと年明けに撤去工事に着手する予定だったが、今回の緊急点検を受け、年内着工に前倒しする。

首都高速ではほかに、同構造の飛鳥山トンネルや山手トンネルでも緊急点検を行っているが、これまでに異常は見つかっていないという。

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