2019年1月17日(木)

三越伊勢丹のレストランで虚偽表示 ケーキの栗など

2013/11/6付
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三越伊勢丹ホールディングスは6日、全国の8百貨店と関連施設1カ所にテナントとして入居するレストラン計14店舗で、ケーキに使った中国産の栗を「フランス産」とするなど、メニュー表示と異なる食材を使っていたと発表した。開店以降、約17年間虚偽表示を続けた店もあり、虚偽表示で提供したメニューは計約22万食、3億円分に上った。

高島屋や大丸松坂屋百貨店、小田急百貨店でも食品売り場やレストランで表示と異なる食材を使っていたことが判明しており、著名ホテルに端を発した虚偽表示問題がさらに拡大した。

メニューと異なる食材を使用していたのは、パークシティイセタン2(東京・新宿)の中華料理店「維新號」、日本橋三越本店(同・中央)の「グリル満天星」「カフェウィーン」など14店舗52メニュー。府中伊勢丹(東京都府中市)の中華料理店「桃源酒家」「カオヤ」は1996年の開店当初から、表記と異なるエビを使い続けていた。

維新號ではバナメイエビを使った料理を「芝エビ」「大正エビ」として提供していたほか、グリル満天星は結着剤で形を整えた加工肉を「ひれステーキ」などと表記。カフェウィーンや喫茶店「銀座トリコロール」ではケーキに使った中国産や国産の渋皮栗を「フランス産」「欧州産」としていた。

6日記者会見した赤松憲常務執行役員は「レストランに対する原材料の産地の点検が不十分だった。このような事態を招き深くおわびする」と謝罪。「レストラン側のミスと認識している」と説明した。今後、虚偽表示に至った経緯を調べるとともに、利用状況を確認した上で返金するとしている。

虚偽表示をしていた14店舗はほかに、天ぷらの「新宿つな八」、中華料理店「南国酒家」など。南国酒家は岩手県産の豚肉を「宮崎県産」として提供していた。

相次いで発覚した食材の虚偽表示を受け、三越伊勢丹ホールディングスは全国の百貨店に入居するレストランを調査。実際より著しく優良と消費者を誤認させる「優良誤認」を禁じた景品表示法に違反する可能性があるとして、同日、調査結果を消費者庁に報告した。

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