2019年1月19日(土)

米探査機が火星着陸 生命の痕跡探る

2012/8/6付
保存
共有
印刷
その他

米航空宇宙局(NASA)は5日午後10時半ごろ(日本時間6日午後2時半ごろ)、過去最大の探査機「キュリオシティ」が火星の赤道付近にあるゲイルクレーターへの着陸に成功したと発表した。

今後、約2年かけて火星に生物が存在できる環境があるかどうかや、過去にそのような環境があったかを調べる。火星の生命の痕跡を探る活動が本格的に始まった。

記者会見したNASAのボールデン局長は「驚くべき仕事を成し遂げた」と関係者をたたえ、チームの一人は「金メダル級の仕事だ。チームは米国のヒーローだ」と興奮した様子だった。

キュリオシティは全長約3メートル、重さ約900キロと、軽乗用車ほどの大きさの6輪車。着陸は、上空に浮遊する母船からワイヤでつり下げられ、ゆっくり降りる「史上最高の難度」とされる新手法だった。NASAは大気圏突入から着陸まで「恐怖の7分間」と呼んでいたが、無事に乗り切った。探査機が直接、車輪で着陸したのは史上初めて。

キュリオシティは着陸直後、火星の表面を写した画像を地球に送信、NASAの技術力の高さを見せつけた。機体や機器を調整後、搭載する10種類の観測機器で、土壌や岩石から生命の痕跡といえるアミノ酸などの有機物の存在を調べる。

キュリオシティはカプセルに納められた状態で、秒速約6キロのスピードで火星の大気圏に突入。着陸時には、周辺の上空を運用中のNASAの探査機2基が周回し、地球との交信を中継した。

オバマ米大統領は「今夜、米国は歴史をつくった。過去に例のない偉業を成し遂げた」とする声明を発表した。(パサデナ〈米カリフォルニア州〉=共同)

日経電子版が2月末まで無料!いつでもキャンセルOK!
お申し込みは1/31まで

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報