隠岐島沖の漂流船「機関故障、北朝鮮から来た」 脱北は否定

2012/1/7付
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6日午前11時半ごろ、島根県隠岐の島町で「沖に無人の船が流れている」と地元住民が島根県警へ通報した。海上保安庁の巡視船が確認したところ、船には成人男性3人が乗っており、成人とみられる男性1人の遺体が見つかった。死因は不明で、7日以降に調べる。

第8管区海上保安本部(京都府舞鶴市)などによると、乗員は朝鮮語で「北朝鮮の港から来た。漁業に従事中、機関故障のため漂流した」と説明。脱北について否定した上で帰国したいとの趣旨の話をしているという。

船体にハングルが書かれており、脱北者の可能性もあるとみられたが、8管本部は遭難とみて調査。3人を巡視船に収容し、隠岐島沖から鳥取県境港市近海に移動した。

8管本部や県警などによると、船は小型の木造船。隠岐の島町南西部の那久岬から西へ約1キロの領海内でいかりを下ろした状態で発見。3人に疲労は見られるがけがはなく、命に別条はない。船内に食料や水は残っておらず、漁具もなかった。エンジンは壊れていた。

昨年9月には能登半島沖の日本海で、木造船に乗った脱北者の男女9人を保護。長崎県の施設に収容した後、韓国へ出国させたケースがある。〔共同〕

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