/

新田部親王邸の築地塀跡、唐招提寺境内に

奈良市の唐招提寺の境内で、寺創建以前にあった新田部(にいたべ)親王邸のものとみられる奈良時代前半の築地塀跡が見つかり、寺と奈良県立橿原考古学研究所が6日、発表した。橿考研によると、平城京跡でこのような築地塀跡が見つかるのは極めて珍しい。

境内では、過去の調査でも親王邸とみられる建物跡や塀に伴う溝が確認されていた。橿考研は「奈良時代に造り替えられた形跡がなく、寺創建時に親王邸の塀をそのまま使ったことがうかがえる」としている。

築地塀跡は、唐招提寺の敷地の北限に当たる場所で、東西4メートルにわたって見つかった。南北幅は2.2メートル。残っていた高さは70センチだが、平安時代の法令集「延喜式」の記述から、築かれた当時は高さ4メートルほどあったと考えられるという。

調査区からは、この塀に使用された屋根瓦も複数見つかり、その文様から親王邸があった時代のものと判断した。

新田部親王は天武天皇の第7皇子で、奈良時代前半に政界の重鎮として活躍した。735年の没後、子どもが謀反に加わったとして邸宅は没収され、759年に中国・唐の僧、鑑真が跡地に唐招提寺を創建した。

現場は埋め戻されており、現地説明会はない。〔共同〕

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連キーワード

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン