ストレスホルモンの変化、大きいと不安薄れる 筑波大
筑波大学の柳沢正史教授らは、血液中の「ストレスホルモン」の1日の濃度変化が大きくなると不安が減ることをマウスを使った実験で突き止めた。鬱病や心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの治療につながる可能性がある。成果は米科学誌セル(電子版)に掲載された。
副腎の表面にある細胞が厚くなっていないメスのマウスは1辺が50センチメートルの箱に入ると、壁際から離れなかったのに対し、細胞が厚くなっているメスのマウスは真ん中でじっとしていることもあった。柳沢教授らは細胞が厚くなっているメスのマウスが不安を感じない仕組みを調べた。
高齢のメスでは、しばしばホルモンを作る副腎の表面にある細胞が厚くなっていることがある。その部分から出るモルヒネと似た働きをする物質の刺激によって、ストレスを感じると増えるグルココルチコイドと呼ばれるホルモンの血液中濃度が大きく変化する。この結果、不安に感じる状況でも落ち着いていられるという。











