「鳥」含む複数インフルへの抗体発見 藤田保健衛生大

2014/2/6付
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藤田保健衛生大(愛知県豊明市)の研究グループが、60代の男性にインフルエンザワクチンを接種して血液中の成分を調べた結果、毒性の強いH5N1型の鳥インフルエンザを含む複数の型のウイルスに作用する抗体が作られているのを発見し、6日に米オンライン科学誌プロスワンで発表した。

グループによると、男性は21歳までに何度かインフルエンザを発症したが、以降発症はなく、ワクチン接種も受けていなかった。グループの黒沢良和学長(免疫学)は「過去に感染を繰り返す中で、自然にこの抗体を獲得したと考えられる」と指摘。同様の抗体を持つ人は多くいる可能性があり、「パンデミック(世界的大流行)対策として、調査を進めるべきだ」と話している。

グループは、2009年に流行したH1N1型ウイルスのワクチンを男性に接種。接種前と、接種から1カ月後にそれぞれ血液中の成分を取り出し、体内で作り出された抗体を調べた。

すると、H1N1型ウイルスに作用する抗体とは別に、幼いころの感染を記憶していた細胞から「VH1-69」という抗体が作られていた。〔共同〕

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