五輪招致へ最終リハーサル 猪瀬知事「この勢いで本番に」
【ブエノスアイレス=江口博文】2020年夏季五輪の開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会を2日後に控え、東京の招致チームは5日(日本時間6日)、アルゼンチン・ブエノスアイレス市内の総会会場で非公開の最終リハーサルを行った。約100人の代表団がほぼ顔をそろえ、全体の流れを確認した。
終了後、報道陣の取材に応じた東京都の猪瀬直樹知事は「前回より良くなった。この勢いで本番に臨みたい」と順調な仕上がりを強調。海外メディアに招致を争うマドリード(スペイン)が優勢との報道も目立つが、「手応えはあるし、チームワークも非常にいい。やり残したことがないという気持ちでやることが大事だ」と話した。
リハーサルは3日に続き2回目で、約2時間半実施。会場への入場から着席、登壇して演説を終えるまで45分間のプレゼンを通しで練習した。猪瀬知事によると、参加者からは「ほぼ完璧ですね」などの声が上がったという。
一方、ブエノスアイレスの国際空港には5日午前から、東京への招致を応援しようと、日本からのツアー客一行が続々と到着し始めた。
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