2019年5月20日(月)

アホウドリが初産卵 新たな繁殖地の小笠原・聟島

2012/12/5付
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国の特別天然記念物で絶滅危惧種のアホウドリの新たな繁殖地を小笠原諸島・聟島(むこじま)につくる計画で、山階鳥類研究所(千葉県)と環境省は5日、聟島を巣立った後「里帰り」した雄が野生の雌とつがいとなり、巣の中に卵があるのを確認したと発表した。同研究所によると、聟島で産卵が確認されたのは初めて。

11月14日、巣の中に卵があるのを映像で確認したという。順調にいけば来年1月にもひなが誕生するといい、新たな繁殖地形成へ大きな一歩となる。

アホウドリが生息している伊豆諸島・鳥島は活火山で噴火の恐れがあるため、同研究所が国などの支援を受け、2008年から5年計画で移送を開始。全70羽を移送し、今年5月に完了した。人工飼育中に死んだ1羽以外はすべて巣立っていた。

アホウドリは3~5歳になると生まれ育った場所に戻る習性がある。同研究所は、これまでに6羽が聟島に戻ったのを確認。帰還した個体が聟島で繁殖することが期待されていた。

同研究所は「最終的には、人が手を加えなくても繁殖し個体数を維持することが目標。来月のひな誕生を楽しみに待ちたい」としている。〔共同〕

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