応挙の“幻の虎図”85年ぶり発見 西宮市大谷記念美術館

2013/4/5付
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 兵庫県の西宮市大谷記念美術館は5日、江戸中期を代表する画家、円山応挙の大作「水呑虎図」が85年ぶりに見つかったと明らかにした。「応挙が脂の乗っていた40代に描いた“幻の虎図”で、価値が高い発見」という。6日から同館で始まる「とら・虎・トラ」展に出品する。

 水辺で前方をにらみながら水を飲む虎を描いた絵は1782年作で、縦96.5センチ、横141センチ。1928年に大阪美術倶楽部で売りに出た後、所在不明だった。

 今年、大阪・道頓堀の飲食店「大阪名物くいだおれ」(閉店)の創業者だった故山田六郎氏の遺族から同館に連絡があり、倉庫にあった掛け軸を調査。署名などから「水呑虎図」と判断した。

 応挙のふすま絵で知られる大乗寺がある兵庫県香美町出身で、応挙作品を好んだ山田氏が購入したものとみられる。

 江戸期の絵画に詳しい「MIHO MUSEUM」(滋賀県甲賀市)の岡田秀之学芸員は「肩をぐっと盛り上げた姿勢など、応挙の虎でも特色のある作品」と指摘する。〔共同〕

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