観覧車窓から3歳女児転落 福岡、命に別条無し
福岡県太宰府市の「だざいふ遊園地」で3日、同県大野城市の女児(3)が観覧車から転落する事故があったことが5日わかった。女児は地上10メートルのゴンドラの窓から、他のゴンドラの屋根にバウンドして落下。頭部を打撲したが命に別条はないという。福岡県警筑紫野署は業務上過失致傷容疑も視野に捜査している。
同署によると、ゴンドラの窓は座席背面の上部にあり、外側に最大18センチメートル開く。内側には水平方向にバーが3本ある。女児は一緒に来ていた男児(4)と2人で乗っており、遊んでいるうちに14.5センチメートルあるバーの隙間から落下した。
同遊園地は、4歳未満の子供は保護者同伴で観覧車に乗るよう内部規定で定めている。事故当時は係員が女児の母親(34)から頼まれ子供2人での乗車を認めたという。
警察や県庁への通報などは事故翌日の4日。遊園地を運営する西日本鉄道の関連会社、太宰府園(太宰府市)は「被害者への対応で関係各所への連絡が遅れた。今後は運行規定の順守を徹底したい」としている。
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