1票差当選無効の候補、くじ引きで逆転 渋谷区議選
昨年4月の東京都渋谷区議選を巡り、最高裁決定で得票が同数となった2人によるくじ引きが5日、区選挙管理委員会であった。松岡定俊氏(57)=自民=が当選者と決まり、小柳政也氏(45)=みんなの党=の落選が確定した。
区議選では小柳氏が最下位当選し、松岡氏が1票差の次点だった。都選管は昨年7月、「1票は無効」とする松岡氏の申し立てを受け、小柳氏の当選無効を裁決。小柳氏はこの取り消しを求める訴訟を起こしたが、最高裁は認めず、2人の得票数が並んだ。
当選した松岡氏は「ようやく選挙が終わった。豊かな区をつくりたい」と決意表明。小柳氏は「どういう進路を取るかは家族と相談して決めたい」と言葉少なだった。