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美白成分に毒性か カネボウの白斑問題

肌がまだらに白くなる「白斑」を起こし自主回収されたカネボウ化粧品(東京)の製品の美白成分である「ロドデノール」という物質には、色素細胞に対する毒性があるとの研究結果を、同社の研究所などのチームがまとめたことが5日、分かった。皮膚科の専門誌に発表した。

チームは、培養した人間の皮膚細胞を使って実験した。しみの元にもなるメラニン色素が細胞の中で作られる際には、チロシナーゼという酵素が働く。ロドデノールは、この酵素と反応して色素ができるのを邪魔する。

だが大量に使うと、この酵素との反応を通じて別の物質ができ、それによって色素を作る細胞そのものを死に追いやり、白く色が抜けた状態が生じる可能性が示された。

カネボウ化粧品によると、白斑が起きるメカニズムの一端が分かったが、なぜ発症する人としない人がいるのかは、依然不明。「今後も日本皮膚科学会などと協力して、全容解明と治療法確立に向けて最大限努力したい」(広報)という。

同社は昨年7月に美白化粧品の自主回収を開始。約80万人が使用し、今年5月末までに約1万9千人に症状が出た。白斑は主に繰り返し使った部位に見られたという。〔共同〕

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