フィリピン人妻ら5人を逮捕 日本人男性殺害容疑で
【キダパワン(フィリピン南部)=共同】フィリピンのマニラ首都圏郊外のカビテ州で昨年12月、神奈川県出身の新倉英雄さん(61)が拳銃で撃たれて殺害された事件があり、地元警察が殺人容疑で40代の妻メリンダ容疑者らフィリピン人5人を逮捕していたことが5日、国家警察などへの取材で分かった。
5人の中には実行犯とされる男やメリンダ容疑者の前夫もおり、犯行に使われたとみられる拳銃が押収された。
警察などによると、メリンダ容疑者は新倉さんから家庭内暴力を受け、恨みが募っていたと供述し、容疑を認めている。実行犯とみられる男に10万ペソ(約21万5千円)を支払い、殺害を依頼したという。
逮捕容疑は、5人が共謀し、昨年12月29日午後、カビテ州ダスマリニャスの公設市場で、買い物をしていた新倉さんを殺害した疑い。男が新倉さんに無言で近づき、頭を拳銃で撃って逃げた。
新倉さんは昨年、フィリピンの永住権を得て移住していた。