PM2.5基準値超え、外出自粛呼びかけ 熊本県など

2013/3/5 12:47
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熊本県は5日午前、大気汚染の深刻な中国から飛来する微小粒子状物質(PM2.5)の大気中濃度が県内1カ所の観測地点で、環境省の専門家会合が示した暫定指針の基準値を超えたため、ホームページなどで外出を控えるよう注意喚起した。県によると、県内18カ所の観測地点のうち、北部の荒尾市で午前5~7時の1時間値が大気1立方メートル当たり90~101マイクロ(マイクロは100万分の1)グラムとなった。

山口県でも4日午後4~5時の値が観測地点2カ所で85マイクログラムを超えたため、県が外出自粛などを呼び掛けた。ただ1日の平均濃度は70マイクログラムを超えなかった。

環境省は2月、午前5~7時の濃度が複数の地点で平均して1時間に85マイクログラムを上回った場合、1日平均の濃度が環境基準値(大気1立方メートル当たり35マイクログラム以下)の2倍に当たる70マイクログラムを超える可能性が高いとして、注意喚起する暫定指針を発表していた。

石原伸晃環境相は5日の記者会見で、熊本県が注意喚起したことを受け「健康な人には大きな影響はないと思うが、ぜんそくの人などは気をつけてほしい」と注意を呼びかけた。

熊本県は暫定指針を受けて5日から、午前5~7時の1時間値が1カ所でも85マイクログラムを上回った場合、ホームページやメールで外出や屋内の換気を控えるよう呼び掛ける取り組みを始めたばかりだった。

環境省は「指針は日中の実測値ではなく、早朝の値に基づいて1日の大気中濃度を予測し注意を呼びかけるもの」と指摘。早朝に観測していた熊本県が指針の初の運用例になったとしている。

一方、福岡市は5日朝、同日の飛散が国の環境基準値を上回る51.0マイクログラムになるとの予測を発表した。飛散予測を始めた2月15日以降、基準値を超えるとして予報を出すのは2回目。

福岡市は環境省の専門家会合の暫定指針とは別に、独自の基準を設けて予測を始めている。〔共同〕

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