2019年2月16日(土)

旭化成が1.5億円所得隠し 大阪国税局指摘、申告漏れ計10億円

2012/7/5付
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化学大手の旭化成(本店・大阪市北区)が大阪国税局の税務調査を受け、2011年3月期までの5年間で約1億5千万円の所得隠しを指摘されたことが5日、わかった。経理ミスなどを含めた申告漏れの総額は約10億5千万円で、重加算税を含め計約4億2千万円を追徴課税(更正処分)された。同社は全額を既に納付した。

同社などによると、土壌汚染があった大阪府高槻市の研究所跡地の環境浄化工事で、完了後に一括して行うべき経費処理を、当初の計画通りに進まず追加工事が残ったのに、10年度に完了したことにして11年3月期に計上。大阪国税局は「工事が完了したように仮装した」として重加算税の対象とした。

また、海外子会社と化学製品の販売契約を結んだ後に原材料価格が高騰、契約額を上げたのに帳簿に反映させなかったり、設備投資に関わる特別償却制度の申請の仕方を誤ったりした経理ミスも指摘された。

同社は「一部に見解の相違があったが指導に従った。今後は従来以上にグループとして税務コンプライアンスを徹底し、適正な納税に努めたい」としている。

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