2019年2月19日(火)

フィリピンの遺骨収集、4000柱に旧日本兵以外混入か
戦没者墓苑から移動

2011/10/5付
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太平洋戦争中にフィリピンで戦死した旧日本軍兵士の遺骨収集を巡り、すでに国内に送還され、千鳥ケ淵戦没者墓苑(東京・千代田)に納められた少なくとも約4000柱の遺骨について、厚生労働省が「日本兵以外の骨が混入している可能性がある」として、墓苑から同省内に移していたことが5日、分かった。

厚労省によると、フィリピンでは戦死した約52万人のうち、これまでに集められた約15万柱の遺骨が日本に送られ、現地には約37万人の遺骨が残っている。同省は2006年度から収集を民間団体に委託したが、09年度から委託を受けた特定非営利活動法人(NPO法人)による収集柱数が急増。07年度は161、08年度は1230だったのに、09年度は7740、10年度は6289と大幅に増えた。

遺族から収集方法を疑問視する声が上がったことに加え、昨年10月には現地の墓から盗まれた骨が日本人の骨として収集された疑いが浮上。厚労省は現地での収集作業を見合わせ、集めた遺骨の検証を進めていた。

同省は今後、旧日本兵の遺骨かどうかの判別方法などについて検討を進める。

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