2018年12月15日(土)

マントル最深部にプレートの痕跡 地球の進化、解明に道

2014/2/5付
保存
共有
印刷
その他

東京大学のロバート・ゲラー教授と東京工業大の河合研志特任助教らは、地球内部のマントルの最深部の詳細な構造を地震波を使った解析で明らかにした。かつて地球の表層にあったプレート(岩板)がマントルの最深部まで沈み込んでいた。地球の進化や生命の起源などの仮説を検証するのに役立つという。

地震波は地球内部の硬さなどで伝わり方が変わる。研究グループは南米で起きた20の地震のデータを集め、従来よりも地下で地震波が伝わる速度などが精密にわかる方法で、中米の地下構造を解析した。

その結果、深さ約2900キロメートル付近でプレートの痕跡が見つかった。約5000万年前に太平洋東部に広がっていた「ファラロンプレート」の可能性が高いとみている。このプレートの一部は北米大陸の西方沖にファンデフカプレートとして残っているが、1000万年後には別のプレートの下に沈み込んで消滅するといわれる。

河合助教は「この分析法を使うことで、原始の大陸など地球の進化に関する仮説を検証できる」と話している。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報