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プレステ1700台がスパコンに変身 世界30位台の性能

米空軍研が製作、コスト格安

【ワシントン=共同】米空軍研究所(本部・オハイオ州)は7日までに、ソニーの家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)3」約1700台を使ったスーパーコンピューターを製作したと明らかにした。高い能力にもかかわらず、製作費用が格段に安いのが特徴。

「コンドルの群れ」と命名され、ニューヨーク州にある同研究所の情報部門に設置。PS3を連結し、その性能を最大限に高める仕組みを構築したという。

責任者のマーク・バーネル氏によると、計算能力は世界で35位か36位で、今後数カ月の能力向上で20位程度となる予定だ。市販されているPS3を利用することで低価格を実現、同様のスパコンをつくるには約5千万~8千万ドルかかるが、約200万ドル(約1億7千万円)に収まった。

バーネル氏は「コスト面では、おそらくすべてのスパコンをしのぐ」と力説。能力の一例として、言語や記号情報を読み取る力に優れ、情報の20~30%が欠落していても、自ら考察し、99.9%の確率で正しく読解できると説明した。

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