エクアドル夫婦銃撃 所持品全て奪われる、つけられ襲撃

2014/1/5付
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【リオデジャネイロ=共同】南米エクアドルの最大都市グアヤキルで昨年末、銃撃されて死傷した新婚旅行中の日本人夫妻が、犯行グループに現金などの所持品を全て奪われていたことが4日、関係者の話で分かった。警察は強盗殺人などの疑いで捜査を進めている。

関係者らによると、昨年12月28日夜、夫のヒトミ・テツオさん(28)=死亡=と妻、マリコさん(27)=重傷=は市内北部のホテルから別のホテルに向かう際、道で流しのタクシーを拾って出発。帰る際に犯行グループに後をつけられて襲撃され、車の中で腹や脚などを撃たれ、所持品を奪われた。

2人は同日深夜、市内南部の路上で車から投げ出されたところを地元住民に発見された。2人は個人旅行で事件直前にグアヤキル入りしたばかりだったという。

事件前の同日夜、2人は出掛ける際、ホテルのタクシーの運転手と料金をめぐってもめたといい、その後は流しのタクシーを利用していた。ホテルや空港のタクシーは流しに比べて2~3倍の料金。在留邦人によると、流しのタクシーは犯罪に巻き込まれる可能性が高く、使用を控える人が多い。

在エクアドル日本大使館によると、2人の家族は既に現地入り。マリコさんの回復を待って帰国日程を決めるが、担当医は少なくともあと1週間の静養が必要としている。大使館は「犯人がまだ捕まっておらず、家族の承諾も得られていない」として、事件の詳細や2人の氏名、出身地などを明らかにしていない。

日本の外務省は、凶悪犯罪が高い水準で発生しているとしてグアヤキルへの渡航に関する危険情報を出している。コレア大統領は観光業への影響を懸念し、警察を監督する内務省に捜査の加速を指示。内務省は捜査員を増員した。

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