2019年1月23日(水)

トンネル崩落、中日本高速を家宅捜索 現場検証も
山梨県警

2012/12/4付
保存
共有
印刷
その他

山梨県の中央自動車道笹子トンネルで天井板が崩落し、車3台が下敷きになり9人が死亡、2人が重軽傷を負った事故で、県警は4日、業務上過失致死傷容疑で中央道を管理する中日本高速道路会社の名古屋市の本社など計6カ所を家宅捜索するとともに、トンネル内の現場検証を実施した。

中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故で、中日本高速道路の事務所へ家宅捜索に入る山梨県警の捜査員ら(4日、山梨県大月市)=共同

走行中の車が突然巻き込まれた未曽有の事故の原因解明に向け、本格的な捜査が始まった。

中日本高速道路会社は「大変遺憾なことで、捜索に全面的に協力していく」とのコメントを出した。

同社は、換気ダクトの一部を構成している天井板を支えるつり金具のボルトやコンクリート、接着剤が劣化していた可能性があることを明らかにしており、県警は点検状況など安全管理が十分だったかどうか調べる。

県警によると、捜索と検証は100人態勢で、捜索対象は本社のほか東京都八王子市の八王子支社や大月保全・サービスセンター(山梨県大月市)、9月に点検を実施した子会社で中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京(東京都新宿区)など。

トンネル内の様子を写した監視カメラの画像も押収して解析する。現場検証には、トンネルの構造に詳しい大学教授ら専門家数人にも立ち会いを依頼した。

一方、死亡した山梨県甲斐市の会社員中川達也さん(50)の死因は司法解剖の結果、胸を強く打ったことによる呼吸障害と判明した。

事故は2日朝、笹子トンネル上り線でコンクリート製の天井板が約130メートルにわたって落下し、車3台が下敷きになって9人が死亡、2人が重軽傷を負った。トンネルは開通した1977年以降、天井部分の大規模な改修工事をしていなかった。今年9月の点検では異常なかったとしている。〔共同〕

日経電子版が2月末まで無料!いつでもキャンセルOK!
お申し込みは1/31まで

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報