2019年1月24日(木)

伊検察、地震予知失敗で捜査 過失致死容疑

2010/6/4付
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【ローマ=共同】308人が死亡した昨年4月のイタリア中部地震の最大被災地、同国中部ラクイラの検察当局は3日までに、地震の危険度を判定する国の委員会が中部地震前、大地震の兆候がないと判断したことが被害拡大につながったとして、過失致死の疑いで、地震専門家ら委員会メンバー7人の捜査を始めたと発表した。

ANSA通信などが伝えた。非常に困難とされる地震予知の失敗で刑事責任が問われるのは異例で、捜査開始の妥当性の議論も起きそうだ。

同国防災庁付属の委員会は専門家や同庁幹部から構成され、群発地震が続いていた中部の状況を検討。昨年3月31日、現地自治体などに対し、群発地震は大地震発生に結び付くものではないと報告。しかし、その6日後、マグニチュード(M)6.3の地震がラクイラなどを襲った。

自治体関係者や住民らは、委員会の報告の結果、避難勧告がなく大きな被害につながったと主張し、捜査開始を要求。一方、委員会側は「地震予知は極めて困難」「当時は大地震発生の可能性はとても少なかった」と反論している。

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