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九九の中国伝来、裏付ける木簡 平城宮跡で出土

平城宮の官庁街、東方官衙(かんが)跡(奈良市、8世紀)を調査中の奈良文化財研究所は3日、「1×9=9」を「一九如九」と表した九九の習書木簡が見つかったと発表した。古代中国の算術書「孫子算経」(成立年代不詳)に、同様に「如」の字を使う表記があり、九九が中国から伝わったことを具体的に示す最古の資料という。

木簡は残存長約16センチ、幅1.5センチで、2年前の発掘で出土。表に「□九廿(にじゅう)七 二九十八 一九如九」、裏に「五八●(しじゅう) 四八卅(さんじゅう)二 三八廿□」(□は欠損)と書いてあった。

「如」は積が1ケタの場合に挿入されたとみられる。同研究所は「孫子算経は隋や唐で広く読まれており、当時の日本にもこれをもとにした九九の表があった」と推察。「官僚がかけ算を覚えるため書いた」とみている。

当時の九九は現代と違って「九九 八十一」からスタートし、「八九 七十二、七九 六十三」と続く。九九を記した木簡はこれまでも出土しているが、冒頭部分しか書かれていなかった。平安時代に日本で成立した子ども向け教科書「口遊(くゆう)」は「一九々」などと表している。

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