2019年6月26日(水)

コインパーキング、料金表示トラブル増加

2013/10/4付
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コインパーキングの料金表示を巡るトラブルが相次いでいる。昨年度に全国の消費生活センターに寄せられた苦情・相談は過去最多の243件。「1日最大500円」などの看板を見て駐車したが、注意書きに気付かず高額を請求された事例が目立つ。国民生活センターは業界団体に表示の改善を要望。利用者に「駐車前にしっかり条件確認を」と呼びかけている。

愛知県の60代の女性は昨年12月、「1日最大500円」の看板を見てコインパーキングを5日間利用。精算時に8700円を請求された。業者側は「最初の1日だけ500円で、その後は1時間100円」と説明。駐車場内に掲示されていた利用規約にも記載があったが、分かりにくい場所で気付かなかったという。

コインパーキングの表示を巡る相談は2003年4月~今年8月に1219件。年々増え続け、12年度は03年度(25件)の10倍近くになった。今年度も8月までで既に87件。路上駐車の取り締まり強化や空き地の転用が進み、設置数が増えたことが背景にあるとみられる。

最大料金をうたった看板を巡る相談が最も多く「『24時 最大900円』と表示があったが、最大料金は午前0時までで、それ以降は適用されなかった」「最大料金の下にあった『平日のみ』の記載が小さくて気付かなかった」などの事例があった。「精算時にお釣りが出ないとの表示が小さい」との苦情も目立った。

同センターは日本パーキングビジネス協会(東京)に対し、誤解を招く表示を避け、利用者が駐車前に分かるように利用条件を掲示することを要望。内容次第では景品表示法違反(有利誤認)に当たる恐れもあるとして、業界で表示のルールを作ることも提案した。同協会は「内容を確認した上で対応を検討したい」としている。

国民生活センターは「利用者側も看板の大きな表示だけでなく、条件をできるだけ確認してから駐車してほしい」と呼びかけている。

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