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超電導で300メートル、電車走行に成功 鉄道総研

電力の損失がほとんどない「超電導ケーブル」を300メートル敷設して電車を走らせる実験に、鉄道総合技術研究所(東京都国分寺市)が3日、成功した。鉄道の大幅な省エネにつながるとみて4~5年後には営業路線での導入を目指す。

鉄道総研がつくったケーブルは、特殊な超電導金属を絶縁体や断熱パイプなどでくるんだ構造。ケーブルの内部に液体窒素を循環させてセ氏零下196度程度まで冷やすと電気抵抗ゼロで送電できる。実験では、線路脇に設置した300メートルの超電導ケーブルを通して架線に電気を送り、2両編成の車両を時速45キロで走行させた。不具合はなかったという。

現在の鉄道の送電には普通の電線が使われているが、電気抵抗があるため電車に届くまでに一部が失われる。超電導ケーブルに置き換えれば送電に伴う損失がなくなるため、冷却に必要な電力を差し引いても電力消費量を5%程度減らせると見込まれている。

鉄道総研は昨年、30メートルの超電導ケーブルを使って電車を走行させる試験に成功している。超電導の研究は日本がリードしており、世界に先駆けた実用化が期待されている。

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