班目元原子力安全委員長を任意聴取 福島原発事故

2013/2/3付
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東京電力福島第1原発事故を巡り、東京地検など検察当局は3日までに、福島県の被災者らが業務上過失致死傷などの容疑で告訴・告発している旧原子力安全委員会の班目春樹元委員長(64)から任意で事情を聴いたもようだ。原発の安全対策や事故後の対応などについて詳しい説明を求めたとみられる。

告訴・告発状によると、被災者らは班目元委員長について、原発の安全管理を巡り東電や旧原子力安全・保安院に適切な指示を怠ったと主張。事故発生後も、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の情報を速やかに公開せず、住民の被曝(ひばく)を拡大させたなどとしている。

元委員長は、昨年の国会の事故調査委員会の参考人聴取で「津波や電源喪失などの対策に明らかに誤りがあった」との認識を示す一方、SPEEDIについては「活用できれば、うまく避難を指示できたというのは誤解だ」と説明していた。

事故を巡っては、検察当局が既に、東電の勝俣恒久前会長(72)や清水正孝元社長(68)ら当時の経営陣を聴取したほか、東電から任意提出を受けた資料の分析などを進めている。

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