2018年10月20日(土)

司法試験の予備試験、出願者が1万人超え

2013/5/3付
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法務省は法科大学院を修了しなくても司法試験の受験資格が得られる「予備試験」について、2013年の出願者が前年比23%増の1万1255人になったと発表した。11年の制度開始から2年連続の増加で、初めて1万人の大台に乗った。

予備試験は短答式、論文式、口述の3段階で、今年は5~10月に実施される。合格発表は11月7日。受験回数に制限はなく、合格者は翌年から、法科大学院修了者と同様に5年間で3回まで司法試験を受験できる。

今年の出願者数を全国7カ所の試験地別にみると、東京都が7312人で最も多く、兵庫県(2033人)、名古屋市(588人)、福岡市(515人)が続いた。法務省人事課によると、出願者数は11年の8971人、12年の9118人と増え続けている。

もともと経済的事情で法科大学院に通えなかったり、社会で十分な経験を積んだりした人向けの例外的制度だが、予備試験をパスした人は司法試験合格率が高い傾向にあり、法曹界への「最短ルート」として関心が高まっている。11年は合格者116人、合格率1.8%で、うち85人が昨年の司法試験を受験、58人が合格した。合格率は68%と全体平均の25%を大きく上回った。

06年に始まった新司法試験は、法科大学院教育と組み合わせて実務家法曹を育てることを基本理念としている。予備試験が法科大学院を回避する「抜け道」に使われると、制度本来の趣旨が損なわれるとの指摘も出ている。

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