埼玉県産茶から暫定規制値超すセシウム
厚生労働省は2日、埼玉県産の3つの製茶から暫定規制値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムを検出したと発表した。埼玉県産の茶葉で暫定規制値を超えたのは初めて。国立医薬品食品衛生研究所が8月上旬に購入した製茶を検査したところ、同1530~800ベクレルだった。千葉県産の製茶からも同2720ベクレルを検出し、同省は他県産をブレンドしていないか埼玉県などに調査を依頼した。
同省は「製茶は通常、30倍以上に薄めて飲むため飲む状態では暫定規制値を下回る」としている。いずれも自治体による検査ではなく、同研究所が流通している商品を購入して調べる"抜き打ち検査"で判明した。千葉県産の製茶は5月に購入していたという。