2019年1月24日(木)

藤原定家記録の「超新星爆発」、様子を解明 京大

2013/7/3付
保存
共有
印刷
その他

京都大学の小山勝二名誉教授と内田裕之特別研究員ら日米の研究チームは3日までに、鎌倉時代の歌人、藤原定家が日記「明月記」に書き残した超新星が爆発した時の様子を解明したと発表した。エックス線天文衛星「すざく」で観察して分析した。米天文学専門誌アストロフィジカルジャーナルに発表した。

この超新星は平安時代の1006年に出現した。定家が生まれる150年以上も前だったが、日記には過去に起きた天文現象として記していた。研究チームは爆発の痕跡を観察したところ、鉄やケイ素、硫黄などの重い元素がある方向に偏っていることを突き止めた。

このタイプの超新星は爆発時に飛散する物質の広がり方に偏りがないとされ、地球からの距離を測る物差しに使われている。宇宙の膨張が加速する現象の根拠の一つとなっている。今回見つかった超新星は見る方向によって明るさが変わるため、地球からの距離が変わり、従来の研究に影響を及ぼす可能性があるという。

日経電子版が2月末まで無料!いつでもキャンセルOK!
お申し込みは1/31まで

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報