トリチウム20兆~40兆ベクレル流出か 東電試算
福島第1原発

2013/8/2付
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福島第1原発の汚染水が海に流出している問題で、東京電力は2日、2011年5月から今年7月にかけ、汚染水に含まれて流出した放射性物質のトリチウムの量が20兆~40兆ベクレルに上るとの試算を明らかにした。この日、原子力規制委員会の汚染水対策を検討する作業部会に報告した。

東電は「保安規定に定められた年間の放出基準値と同程度だが、管理されていない状態の流出なので好ましくない」との見解を示した。保安規定上のトリチウムの放出基準値は年間22兆ベクレル。

東電は今後、体内に蓄積しやすく健康影響が懸念される放射性ストロンチウムも流出総量を試算するとともに、原発周辺海域での魚介類への影響調査を始める。

東電によると、海への漏洩が始まった時期が分からないため、事故後に汚染水流出対策工事を実施した11年5月以降に漏洩があったと仮定。陸側の地下水に含まれるトリチウム濃度と、港湾内の海水に含まれる濃度を基に、それぞれ流出した総量を試算した。

陸側の濃度を基にした試算では流出量は40兆ベクレル、海水を基にすると20兆ベクレルだった。事故直後の11年4~5月に海に流出したり、東電が放出したりした汚染水は含んでいない。〔共同〕

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