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魚も季節の移ろい感知、名古屋大研究グループ発表

名古屋大トランスフォーマティブ生命分子研究所の吉村崇教授(動物生理学)らの研究グループは、魚の脳にある細胞が、日照時間の変化を感知して繁殖活動を制御する「季節センサー」として働き、魚が季節を感じていることを突き止め、2日、英科学誌に発表した。

研究グループによると、哺乳類や鳥類は日照による季節の変化を脳下垂体の付け根の部分で感じ、脳に伝達していることが分かっているが、魚にこの部分はなく謎だった。吉村教授は「魚が季節を感じる仕組みが分かれば、産卵を人工的にコントロールして食糧の生産性向上につながる可能性もある」と話している。

研究グループは、川をさかのぼって秋に産卵するサケ科のサクラマスを使い、光を当てる実験をした結果、脳の一部の「血管嚢」にある「王冠細胞」に、哺乳類や鳥類が日照時間の変化を感じると分泌される「春告げホルモン」の甲状腺刺激ホルモンや、生殖を促す「DIO2遺伝子」が現れていることを確認した。

さらに、血管嚢を摘出すると、サクラマスは秋になっても生殖腺がほとんど発達せず、繁殖活動を制御していることも分かった。〔共同〕

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