2019年3月22日(金)

川魚から最高2600ベクレル 環境省、福島周辺でセシウム調査

2012/7/2付
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環境省は2日、東京電力福島第1原発事故を受けて実施した福島県周辺の河川や湖、海域の魚類や昆虫に含まれる放射性セシウム濃度の測定結果を発表した。福島県南相馬市の真野川で採取したハゼ科の魚、シマヨシノボリから1キログラム当たり最高2600ベクレルを検出、海よりも河川や湖の魚類の方がセシウムの濃度が高い傾向がみられた。

魚類を含む一般食品の国の新基準値は1キログラム当たり100ベクレルで、2600ベクレルはそれを大幅に上回る数値。

環境省は「海水魚と淡水魚で、セシウムが蓄積される仕組みに違いがあることが影響しているようだ」と指摘。調査は、昆虫や藻などが魚類の汚染とどう関連しているかを探ることが目的で「冬場の調査で採取した数が少なく、はっきりした傾向は分からなかったが、継続的に調査を進めたい」としている。

調査は昨年12月~今年2月に実施。河川と湖では、福島県内の計5カ所で、コイなど延べ23種の魚類から1キログラム当たり61~2600ベクレルを検出。カゲロウなど延べ15種の水生昆虫で同330~670ベクレルだった。海域では、福島県いわき市や宮城県亘理町沖の計3カ所で延べ31種の魚類から同2.15~260ベクレルを検出した。

一部の魚介類で放射性ストロンチウムも測定し、いわき市沖のツガルウニから最高10ベクレルを検出した。環境省は「原発事故の影響と考えられるが、殻ごと測ったため特に値が高くなった可能性がある」としている。このほか、スズキやイワナなどから0.028~1.6ベクレルのストロンチウムを検出した。〔共同〕

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