理研と東海ゴム工業、人を抱き上げる介護ロボット開発

2011/8/2付
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理化学研究所と東海ゴム工業は2日、床から人間を抱き上げて車椅子に乗せる介護ロボットを開発したと発表した。ロボットの腰にあたる部分に関節を追加するなど従来品を改良。持ち上げられる重さも従来の60キロから80キロに増やした。介護士の補助役として介護施設などでの利用を想定している。

開発したロボットは「RIBA(リーバ)―2」(高さ約140センチ、重さ230キロ)。表面に柔らかい素材を使用。腕や胸などにつけたセンサーで持ち上げる相手の体重や姿勢などを読み取り、コンピューターで全身の動きを制御し、巧みに抱き上げる。

2009年に開発した初代の「RIBA」はベッドに寝ている人間しか抱き上げられなかったが、腰の関節を追加したことでロボット自身が姿勢を低くし、床に寝ている人間も抱き上げられる。関節のモーターやばねを改良し、重さ80キロまで持ち上げられるパワーを身につけ、介護施設での需要をほぼ満たせるようになった。

要介護者を床から車椅子やベッドに移す作業は、介護施設では介護士2人がかりの重労働。ロボットで代替できれば施設の負担軽減につながる。12年に施設などでの試験利用を始め、15年ごろには1台600万円程度で商品化を目指す。

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