保線経費を着服の疑い JR北海道系の幹部ら、一部を裏金に

2014/2/2付
保存
共有
印刷
その他

JR北海道が支払った保線経費の一部をグループ会社「北海道軌道施設工業」(札幌市)の幹部らが裏金として着服した疑いがあることが2日、関与を認める下請け業者への取材で分かった。業者に水増し請求させ、代金の一部を還流させた可能性がある。

JR北海道は軌道施設工業に取締役や監査役を派遣しているが「不正の報告を受けたことはなく、実態は把握していない」(広報部)と説明している。

下請け業者(北海道苫小牧市、倒産)の男性によると、除雪や線路補修に当たる作業員の数を実数より増やすなどして軌道施設工業側に経費を請求。2004年春ごろから09年秋ごろまでの間、受注の見返りに軌道施設工業の幹部ら4人に少なくとも5千万円に上る金品を渡したという。

この間、JR北海道は現役幹部を軌道施設工業の取締役や監査役(いずれも非常勤)に派遣。現在の社長、野島誠氏も経営企画部長だった00年6月~07年6月に軌道施設工業の監査役だった。

JR北海道は今年1月、軌道施設工業を含むグループ会社6社に不正がないか調査を指示。調査の進捗は「現段階でコメントできない」としている。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]