2019年1月16日(水)

東京都の尖閣調査終了 洋上から地形や動植物確認

2012/9/2付
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尖閣諸島(沖縄県石垣市)の購入に向けた調査を行うため、石垣港から船で同諸島に向かった東京都の調査団は2日、周辺海域に到着し、現地調査を実施した。島の周りを航行しながら不動産鑑定や取得後の活用策の検討に不可欠な基礎的データを収集。洋上調査という制約の中、同日夕に全ての作業を終え、午後10時20分ごろ石垣港に戻った。

尖閣諸島調査の全ての工程を終え、「航洋丸」に戻る調査団ら(2日午後3時15分)

調査団長を務めた坂巻政一郎・尖閣諸島調整担当部長は調査終了後、「上陸はできなかったが、予定通りの調査はできた。今後の購入価格の算定にしっかりと役立てたい」と述べた。

調査したのは、都が購入の対象とする魚釣島、北小島、南小島の3島。政府の上陸許可が下りなかったため、調査員らが乗り込んだ大型船から小型船とラバーボートを降ろし、各島に接近した。

不動産鑑定のために、島の平野部の割合や海岸線の地形を確認。取得後の活用策の検討に向け、海鳥やヤギなど動植物の生息状況を観測したほか、海水の温度や塩分濃度なども測定した。漁船が避難できる適地を探し、沿岸部の水深なども確認した。

調査団は海洋施策に詳しい専門家や不動産鑑定士、都や石垣市の職員ら計25人で構成。都は民間から約2500万円で海難救助船「航洋丸」(2474トン)を借り上げた。

都は8月22日、政府に上陸許可を申請したが、政府の上陸不許可を受けて洋上からの調査に切り替えた。石原慎太郎知事は10月に現地を再調査し、自ら参加する意向を示している。

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