ローソン子会社不正、115億円特別背任容疑 元専務ら3人逮捕

2010/6/1付
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 ローソン子会社のチケット販売会社「ローソンエンターメディア」(LEM、東京・品川)の資金流用事件で、約115億円が社外に流出していたことが1日、東京地検特捜部の調べで分かった。特捜部は同日、LEMに損害を与えたとして、同社元専務、山岡武史容疑者(38)ら3人を会社法の特別背任の疑いで逮捕、巨額資金の流出先について全容解明を進める。

 ほかに逮捕されたのは、LEMのチケット販売を仲介していたグッズ販売会社「プレジール」(東京・港)のいずれも元社長、竹原章介(37)、岩本陽二(39)両容疑者。特捜部は同日、東京都内の関係先などを家宅捜索した。

 3人の逮捕容疑は2007年12月~10年1月、コンサートの企画会社に支払うべきチケット代金約345億円をプレジール社に送金。企画会社に払った代金を除く約115億円を流用し、LEMに同額の損害を与えた疑い。流用資金のうち、プレジール社から山岡元専務が約9千万円を受領し、住宅ローンの返済などに充てたほか、岩本元社長の関連会社を経由して、食肉関連事業の投資などに回されたという。

 関係者によると、LEMは従来、コンサート企画会社から委託を受けチケット販売業務を手掛けていたが、山岡元専務の発案で07年11月、プレジール社を介在させる契約に変更した。

 山岡元専務らはチケット代金をコンサート企画会社に支払うまでの2~6カ月の「時差」に着目。この間にチケット代金を投資に流用して運用し、チケット代金とは別にコンサート企画会社に支払う「協賛金」の捻出(ねんしゅつ)や、利益を得ようと画策した。しかし大半を回収できずに失敗し、LEMの資金で肩代わりしていた。

 LEMは元専務らを特捜部に告訴していた。同社は1日、「世間をお騒がせし、誠に申し訳ございません。今後は捜査の進展を見守る」とのコメントを発表した。

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