2019年1月21日(月)

妊婦血液でダウン症診断「安易な実施慎むべき」 産婦人科学会

2012/9/1付
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妊婦の血液で胎児が染色体異常のダウン症かどうかほぼ確実に分かる新しい出生前診断の臨床研究が始まることについて、日本産科婦人科学会の小西郁生理事長らが1日、東京都内で記者会見し、倫理的な課題が多いとして「安易な実施は厳に慎むべきだ」とする声明を発表した。新たな出生前診断に対応するため、遺伝子学検査の指針の改定作業に着手したことも明らかにした。

同学会は声明で「検査が広範囲に実施された場合、社会に大きな混乱を招くことが懸念される」と指摘。研究結果を注視し、関係学会とも連携し指針の改定を急ぐ考えを示した。小西理事長は「国による法整備も訴えていきたい」と述べた。

新たな出生前診断は99%以上の精度でダウン症かどうか判別できる。国立成育医療研究センター(東京)や昭和大病院(同)が、染色体異常のリスクが高まる35歳以上の妊婦らを対象に9月にも臨床研究を始める。

この2施設を含む国内の12医療機関の専門医で共同研究組織を発足させ、一部の施設が臨床研究への参加を検討している。

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