シンドラー支店捜索へ 金沢エレベーター死亡事故
石川県警、業過致死容疑

2012/11/1付
保存
共有
印刷
その他

金沢市の「アパホテル金沢駅前」でパート従業員、前多外志子さん(63)=石川県能美市=がシンドラーエレベータ製のエレベーターに挟まれ死亡した事故で、石川県警は1日午前、業務上過失致死容疑でホテルを現場検証した。

国土交通省や消費者庁、県、市も同日、現場の調査を始め、県警と協力しながら事故の状況などを確認。消費者庁は「一般消費者が巻き込まれる事故につながる恐れもある」として、消費者安全調査委員会(消費者事故調)を担当する職員らを派遣した。

県警は近く業務上過失致死容疑で、シンドラーエレベータの中部支社名古屋支店(名古屋市)や、金沢市内の保守点検業者を家宅捜索する。

事故は10月31日午後2時50分ごろに発生。前多さんがエレベーターに乗り込もうとした際、扉が開いた状態でかごが上昇したため段差につまずき、そのまま上昇したかごの床と扉上部の枠に挟まれた。

県警によると、前多さんは乗り込む際、特に操作はしていなかった。アパホテルは10月31日の記者会見で、扉が開いたままかごが昇降した際、自動的にかごを停止させる安全装置は設置されていなかったとしている。

金沢市によると、2009年9月に建築基準法施行令が改正され、新設のエレベーターにこの装置を取り付けることが義務付けられた。市は1998年に設置された今回のエレベーターについて、現行の施行令を満たしていないが、違法ではないとしている。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]