2019年2月22日(金)

快慶作か、ミニ涅槃仏見つかる 滋賀の新知恩院

2014/2/2付
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鎌倉時代の仏師快慶の作とみられる小型の「木造釈迦涅槃像」。大津市の新知恩院で見つかった=共同

鎌倉時代の仏師快慶の作とみられる小型の「木造釈迦涅槃像」。大津市の新知恩院で見つかった=共同

大津市の新知恩院で、鎌倉時代の仏師快慶の作とみられる小型の「木造釈迦涅槃(ねはん)像」(長さ12.8センチ)が見つかり、大津市歴史博物館が1日発表した。井上一稔同志社大教授(仏教美術史)は「あまりに小さく、多くの人が集まって拝むためではなく、僧が個人的に毎日拝むために作らせたのでは」としている。

博物館によると、耳のひだの形や螺髪(らほつ)の配列などに快慶の特徴があった。釈迦の体から発する光を表現するために、目や額に使われることが多い水晶が胸にあるのも珍しいという。

新知恩院は、京都市東山区の知恩院が戦乱を免れるために疎開先となった寺院。知恩院は快慶とつながりが深く、仏像は知恩院から移された可能性が高いという。博物館が2012年4月ごろから調査し、翌13年5月に発見した。

涅槃像は等身大か、その半分の大きさがほとんどで、井上教授は「ここまで小さいものは希少で、日本の仏像史を考える上で貴重」と話した。

仏像は大津市歴史博物館で2月8日~3月16日まで一般公開される。月曜日と2月12日は休館。〔共同〕

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