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過労自殺、遺族の勝訴確定 ニコンなどの上告退ける

ニコンの工場に派遣されていた業務請負会社「アテスト」(名古屋市)の元社員、上段勇士さん(当時23)が自殺したのは過重労働による鬱病が原因だとして、母親ののり子さんが両社に賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第2小法廷(千葉勝美裁判長)は1日までに、両社側の上告を退ける決定をした。計7058万円の支払いを命じた二審判決が確定した。

二審判決によると上段さんは1997年10月、アテストの前身の会社に就職し、埼玉県内のニコンの工場で半導体製造装置の検査業務を担当。窓のないクリーンルームなどでの業務が続き、99年3月に自殺した。

一審・東京地裁判決は「ニコンの労務管理のもとで業務に就いていた」などとして両社の責任を認め、計2488万円の支払いを命じた。

二審・東京高裁も「自殺の原因は業務に起因する鬱病と推認できる」と判断。一審が「鬱病の発症から自殺までの期間が短く、回避可能性が低かった」として減額した分も賠償すべきだと認め、7058万円に増額した。〔共同〕

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