山中所長、会見でおわび 京大iPS研がマウス管理不備

2014/3/1付
保存
共有
印刷
その他

iPS細胞研究の中核拠点の京都大iPS細胞研究所(所長・山中伸弥教授)で、遺伝子組み換えマウスを含む実験用のマウスが過って飼育室から運び出され、器具などの洗浄室で相次いで発見されていたことが1日、分かった。山中所長は同日、京大で記者会見し「研究所の代表としておわびする」と述べた。

京大が承認した実験計画では想定していなかった事態。生きた遺伝子組み換えマウスも複数含まれていたため、文部科学省は2013年12月に京大に対し口頭で厳重注意していた。

京大の実験計画では、マウスはいずれも同研究所2階の飼育室と実験をする処置室で管理すると決まっている。ところが11年1月~13年5月に計14回、1階の洗浄室で、飼育室から運びこんだ飼育ケースの中でマウスが見つかった。

正確な数は不明だが、死骸を含め少なくとも21匹にのぼり、このうち5匹は生きた遺伝子組み換えマウスだった。山中所長は「マウスは(決められた施設の)外部に出ていない。遺伝子組み換え生物を扱う法律に違反していない」と説明した。

同研究所では実験に使ったマウスは処置室で殺処分した後に冷凍庫に保管、処理の専門業者が回収している。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]