2019年2月19日(火)

「頻繁に急ブレーキ」乗客が証言 関越道バス事故

2012/5/1 10:57
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群馬県藤岡市の関越自動車道で乗客7人が死亡した高速ツアーバス事故で、河野化山運転手(43)がJR金沢駅前を出発した後、頻繁に急ブレーキをかけ、乗客が不安に感じていたことが1日、群馬県警の調べで分かった。県警は河野運転手の当時の健康状態を詳しく調べている。

県警は1日までに、乗客約20人から事情を聴いた。運転席に近い左側最前列の座席に座り、重傷を負った女性(23)は「(河野運転手は)よくカーナビの画面を見たり、急ブレーキをかけたりしていた。心配だった」と話した。別の乗客は「休憩時に突っ伏して寝ていた」とも証言した。

乗客を集めたツアー会社「ハーヴェストホールディングス」(大阪府豊中市)は通常、運転手に対し、2時間に1回、15~30分の休憩を取るよう指示していた。乗客によると、河野運転手も高速道のサービスエリアなどで2、3回休憩を取っていた。

ツアー会社によると、河野運転手は、4月28日午前8時ごろ、仮眠のため石川県白山市のホテルにチェックイン。午後4時半ごろ、チェックアウトし、同10時10分、金沢駅前を出発。しかし河野運転手は県警に「居眠りをしていた」と説明しており、きちんと休憩できていたのか調べている。

同社によると、運行指示書には上信越自動車道を通るルートが書かれていたが、バスは走行距離が約30キロ長い関越道を通り、藤岡ジャンクション付近を通過していた同29日午前4時40分ごろ、左側の防音壁に衝突した。

県警は既に、自動車運転過失致死傷容疑で、重傷を負って入院している河野運転手の逮捕状を取っており、回復を待って逮捕する。〔共同〕

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