2019年4月23日(火)

インプラント手術で女性死亡、都内の歯科医を書類送検

2011/8/1付
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東京都中央区の歯科医院で2007年、顎の骨に人工歯根を埋め込む「インプラント手術」を受けた女性(当時70)が手術後に死亡した事故で、顎の骨を削る際に注意を怠って動脈を傷つけ死亡させたとして、警視庁捜査1課は1日、執刀した院長(67)=東京都港区=を業務上過失致死容疑で書類送検した。

同課によると、院長は「自分としてはミスはなかった。過失があったとはいえない」と容疑を否認。「手術した場所に大きな動脈が走っているとは認識していなかった」などと話しているという。

送検容疑は07年5月22日、女性の顎の骨をドリルで削って歯根を埋め込むくぼみを作る際、注意義務を怠り、骨の下にある動脈を傷つけ大量出血などを引き起こし、窒息死させた疑い。女性は出血が止まらなくなり容体が急変。別の病院に運ばれたが、翌日死亡した。

女性の遺族は08年6月、院長と歯科医院を相手取り、約1億9千万円の損害賠償を求める民事訴訟を東京地裁に起こしている。

インプラント手術は顎の骨にドリルで穴を開けて人工歯根を埋め込み、義歯を取り付ける手術。入れ歯より食べ物を強くかむことができ、見た目が本物の歯に近いことから注目を集めている。院長はインプラント手術の先駆者として知られ、三十数年間で約3万本の手術を実施しているという。

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