東京・国立市、住基ネットに再接続 約9年ぶり

2012/2/1付
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東京都国立市は1日、約9年間にわたり離脱していた住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)に再接続、利用者へのサービスを始めた。住基ネット不参加の自治体は福島県矢祭町だけとなった。市役所ではサービスが始まる午前9時に先立ち、数人が住基カードの交付を申請。一番乗りした女性(74)は「本人確認の手続きが楽になる。早速、確定申告で使いたい」と話していた。

佐藤一夫市長は報道陣に「市民にとって、手続きの簡略化に増して他市と同じ状況になった安心感が大きい」と強調。古張允矢祭町長は「他の自治体の状況にかかわらず、矢祭町は不動だ」とするコメントを出した。

国立市は2002年12月、「個人情報保護に不安がある」として住基ネットを離脱。その後も接続反対派の市長の下、切断状態が続いてきたが、昨年4月の市長選で再接続を掲げた佐藤市長が当選、方針転換した。

国立市の住基ネットをめぐっては、09年に都が接続するよう是正要求。昨年2月には、不参加の是非が争われた住民訴訟の判決で東京地裁が「接続しないのは違法」と指摘。佐藤市長の当選後、市が控訴を取り下げた。

反対派の市民団体は今年1月、接続の賛否を問う住民投票条例案を市長に直接請求したが、臨時市議会で否決された。〔共同〕

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