2019年1月24日(木)

サルのまばたきはアイコンタクト? 仲間多いと頻繁

2013/6/1付
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人同士が目を合わせるアイコンタクトにも似た行動が他の霊長類にも見られることをうかがわせる研究結果を京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)などのチームが霊長類を観察してまとめ、米オンライン科学誌プロスワンに1日発表した。

チンパンジーやニホンザルなど大きな群れで生活する霊長類はまばたきをコミュニケーション手段として使っている可能性があるという。

対象は日本モンキーセンター(愛知県)、八木山動物公園(仙台市)、千葉市動物公園(千葉市)で飼育される71種類計141匹の霊長類。

チームがそれぞれ約5分ずつビデオ撮影し、まばたきの頻度を調べた結果、野生環境でより大きな群れで行動する種類の方が、頻度が高い傾向があることが分かった。

例えば、平均53匹で群れをつくるチンパンジーは1分間に19.4回、平均40匹のニホンザルは15.1回。一方、平均2匹のスマトラオランウータンでは6.8回と少なかった。人は1分間に約20回とされている。

まばたきは目を潤すなど生理的な行動と考えられてきたが、群れの大きさにより多くなる傾向がみられたことに加え、生理的な行動としては頻度も高いため、何らかのコミュニケーションの手段と推測した。

霊長類は、コミュニケーションとして仲間の毛づくろいをすることが知られているが、この行動も、より大きな群れで生活する種類のほうが頻繁に見られるという。

霊長類研究所の友永雅己准教授は「人間にも目配せやウインクなど目を使うコミュニケーションが多くある。その起源にまばたきがあるのではないか」としている。〔共同〕

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